前日に上京した私は、今回の参加者たちにSCOP氏を加えた4人で飲むことに。
埼玉組二人に
さくら水産なる海鮮居酒屋に連れて行かれ、
梅干サワーなる液体(飲み物とは認めない)の洗礼を受ける。
久々に吐き気を催すアルコールに出遭った。あれはありえない。
聖祭の前祝にしては、あまりに激烈な洗礼行事である。
今夜の宿泊地として、私は東大宮のSCOP宅に、みくろふ君は師匠宅へ向かう。
SCOP部屋の、彼にしてはあまりにありえない綺麗さと物の少なさに、
何故か悲しさを覚えずにはいられなかった。
やはり、お約束というものは大事ではなかろうか?
思いのほかパワプロにはまったため、就寝は午前3時ちょっと前。
未だ東方知らずのSCOPは、聖祭に不参加のため、早起きするのは私一人。
しかしながら、全く持って寝過ごす心配はしていない。
こういうときは自然に目覚めるのが不思議である。
午前4時45分、起床。
短い睡眠時間ながら、意外にも体力は回復したようだ。
ただ、前日は革靴で歩き続けたため、足の裏の皮が剥け、痛くてかなわない。
やはり、移動用にサンダルくらいは持ってきても良かったかもしれない…
午前5時30分、出発
宇都宮線の始発は5時53分とやや遅めなため、
今回は割と余裕のある出発となった。
前日に夕立が降ったので不安ではあったが
今日はカラリと晴れていていい感じだ。
やはりこういうものは、日頃の行いが物を言う。
午前6時45分、池袋で合流
私のミスのため、なぜか池袋で集合に。
宇都宮線は南与野を通過するという勘違いからである。
今回はすぐに気付き、赤羽で埼京線に乗り換えられたからいいものの、
冬コミのときのように、ずっと寝てたら上野まで行ってたことに…
師匠たちゴメンよ〜!分かっていたならもっと早く着いたのに!
10分ほど池袋で待っていたが、
やはりオタクは一目でわかってしまう。
なぜ君たちは揃いも揃って同じファッションなのだ?
なぜ君たちは揃いも揃って同じオーラを纏っているのだ?
少し外部の目が怖くなる一幕であった。
これが始発なら、走り出していくオタクたちがいたのだろうか?
そう考えると、引いてしまう私は、きっとまだ大丈夫な部類なのだろう。
うん、きっとそうだ。
7時前に会場に到着。
コミケのときのように、日当たり良すぎ、詰めすぎで胡坐もかけない状況とは異なり、
日陰でそこそこ風通しの良い、会場の渡り廊下?に3列になって並ぶことに。
座っても十分なスペースがあり、床のタイルが痛い他は割と快適な空間。
時間が短いこともあり、先の見えない冬コミのときのような絶望感は感じなかった。
並んでいる最中は、私とみくろふ君が持ってきたDSマリオの対戦に燃えた。
持ち主のみくろふ君は弱すぎて、正直飽きてしまったものの、
意外なまでに、一番強かった師匠との対戦が熱かった。
やはり東方で鍛えた2D動体視力と、手先の器用さによるものだろう。
みくろふ君、精進したまえ!
途中、朝食を調達しにコンビニへ行ったのだが、
レジで前に並んでいた豚牛オタクが最悪だった。
店員に「1円足りないんだけど!」と大声で抗議しだしたのだ。
どうも、渡されたお釣りが足りなかったらしいのだが、
非常にふてぶてしい態度で、店員を問い詰める態度が最悪である。
納得がいかない様子の店員に、店長呼んで来いと言わんばかりの態度。
さっさと隣のレジで会計を済ませた私には、真相は分からないが
とりあえず非常に込んでいる店内で、例大祭参加者の品格を下げる行為はやめてほしい。
3人いると、時間が過ぎるのはあっという間である。
10時近くになり、列が動き出して下の駐車場で整理に入る。
前の方にいたため、すぐに列が固定された我々であったが、
後ろから続々と降りてくる、恐ろしい数の人がいて愕然とした。
師匠からこの真上が会場であることを聞いたのだが、
この駐車場の面積を考えるに、整列した状態ですらその半分近くを占めているのではないか?
我々は一列目の前半にいたが、それでも震えざるを得なかった。
正体不明の拍手の後、列は移動して、会場入り口のすぐ傍へ。
私とみくろふ君は、上海アリスのすぐ後ろに陣取れた。
帽子の似合う神主を、奇跡的にごく間近で長時間見れたのだ。
後ろで屈伸をしているスタッフが少し気になったが、
とにかく我々は神主に見入っていた。
こんな機会は今後も滅多に無いであろう!
そうこうしているうちに、拍手が巻き起こって遂に開場!
しかしながら、私とみくろふ君は未だ神主に見惚れており
列が動き出しているにも拘らず、師匠の一声があるまで動かずにいた。
後ろの人、ごめんなさいっ!いやっ、体当たりしないで!!
今回の
上海アリス幻樂団の作品、『東方風神録体験版』は
300円という中途半端な値段設定ながらも、
黄昏フロンティアスペースまでも使っての5列売り、
しかも最初から1限のためか、あっという間に列は捌けた。
残念ながら、今回も神主に直接手渡されることはなかったが、
あれだけ長時間拝めたのだから構いはしない。
たった10分ほどで会場内へ。
そこで我々を待っていたのは想像を絶する地獄である。
入り口付近には人気サークルが固まっていたため、
進んで3mで、朝の通勤列車もびっくりの満員状態。
我々とは目的地を異とし、猛然と突進していく師匠を見送り、
負けじと肉の固まりを掻き分けて進んでいく。
まずは
dBu Musicへ。
今回のCD「兎角宴舞曲」は何といってもジャケットがイイ!
この1年ですっかりてゐ熱に侵された私は、すぐさま購入を決めていた。
同意見のみくろふ君と共に、まだ人の少ない会場外の階段に並んだわけだが、
ここは涼しく、このサークルの列以外に人がいない。
予想外の人の多さに気を引き締めなおした私は、
カタログを再チェック後、水分を補給、上着を脱いで体勢を整えた。
この階段のあった、会場の周りにある廊下は涼しいうえに人が少ない。
廊下を覗き込んでみると、少なくとも現段階では通行に規制がかかっていない。
ということで、dBu Musicで購入し終えた私はみくろふ君と別れ、
この廊下を通って、反対側の壁にある
さくsaku亭へ。
さくsaku亭の販売物は、今回一番期待している文本である。
ここでも列は会場外に出来ていたが、10分も待つことなく
無事新刊を購入。表紙からして楽しみである。
この後、本当は入り口と現在地との中間ほどに位置していた
ロケット燃料★21のスペース辺りまで戻りたかったが、
まだ全員入場出来ていないのか、明らかに人の流れが入り口からこちらに向いていたため、
ひとまずはこの辺のサークルで購入を進めることに。
自分の計画を、その場の状況で臨機応変に変えていく事もきっと大切なのだと思う。
いくつかのサークルを回った後、多少列が短くなっていた
蒼空市場に並んでみたが、なんとなく見たことのある背中が目の前にあってビックリ。
そこにはその背中に鬼を背負った、熱い熱すぎる師匠がいた。
これだけの数の人がいる中、師匠のすぐ後ろに並べたのは奇跡とも言える。
事実、みくろふ君とは一度もすれ違わなかった。
彼は殆ど現金も持たず、この例大祭レポートも書かないわけだが、
このとき一体どこにいたのか…
さて、これら壁を一通り回った後、
殆どチェックしていなかった島へと繰り出すことに。
冬コミのとき同様に、単純に絵を描くのに参考になりそうなものから
チェックして行こうと考えるも、それにはあまりに人が多すぎた。
途中一方通行化される箇所があるほど、物凄い人の数。
壁では多くのスタッフが配置されていたものの、島ではそうでないのが原因か。
いや、そもそも会場が明らかに容量オーバーを起こしているのだ。
本当に開催地を考えた方がいいと思う。
結局、島ではほとんどフィーリングだけで購入し続けていたが、
気付いたら時間はかなり経過し、購入額も予算額に達していたため、
今回の戦いはこれで終えることにした。
体力はともかく、皮の剥けている足がもう限界である。
みくろふ君にメールを打ち、返信を待つ中でゆっくり見てなかったコスプレスペースに。
思っていたよりはコスプレイヤーが多かったものの、際物も多い。
結構似合ってる霊夢がいる中、異様に似合っていない文がいてガックリきた。
せめて眼鏡を外してくれ…
その後、師匠から連絡があって集合。
集合場所を決めていなかったため、中々時間がかかったがこれも経験。
このイベント終了後の脱力感も、また何とも言えない。
是非ともまた来たいものである。
そんなわけで、第4回目にして初参加となった博麗神社例大祭であるが、
師匠から伝え聞いていた通り、恐ろしくキャリーオーバーした会場であった。
しかしながら、このイベントの素晴らしさは文章に仕切れないほどであった。
オンリーイベントである例大祭は、参加者全員が「東方」を深く知っている。
すなわち、映画館で観る映画同様で、なんと言うか会場に一体感があるのだ。
これは大きすぎるイベントである、コミケではない素晴らしさである。
来年どうなるかはまだ分からないが、時間が許すなら是非ともまた参加したいものである。